骨の音
指や首、背骨などの関節が「ポキ、ボキ」と音を立てますが、これはどこが鳴っているのでしょうか。
これについては次のような説があります。
関節の骨が接合している部分はとっても滑らかな軟骨で覆われていて手の指の関節の場合は一方の面が凹面となっていて、もう一方は凸面の構造になっています。
それと関節内には潤滑油のはたらきをする粘液状の関節液が存在します。
指をもう片方の手によって曲げていくというのは、ガラス球の表面を粘液で湿らせてそこでゴムの吸盤を滑らせるということによく似ています。
このときある程度はなめらかに骨が動きますが、関節の端にいくと形がちょっと違うため接合部がずれてしまいます。
この際に吸盤をはがしたときみたいに音が発生っするという説です。
ほかには、関節の骨の接合部がずれる瞬間に関節液でガスが発生するため、それが「ポキ」という音に聞こえるためという説もあります。